松江総合医療専門学校

閉じるメニュー

学友会だより

言語聴覚士科 2016年09月23日

言語聴覚士科学友会だよりvol.8(第8回学友会総会)



学友会 田村 篤人 会長
学友会 田村 篤人 会長

錦織 優 学校長
錦織 優 学校長

野津 裕子 学科長
野津 裕子 学科長

(一社)山陰言語聴覚士協会 竹内 茂伸 会長
(一社)山陰言語聴覚士協会 竹内 茂伸 会長

あい・あだちデンタルクリニック院長 足立 融 先生
あい・あだちデンタルクリニック院長 足立 融 先生

≪第8回学友会総会≫
 開催日時:平成28年8月27日(土)14:00~17:00
 場所:松江総合医療専門学校 学生会館 大講義室
 スケジュール:
   14:00~14:30 総会
   15:00~17:00 記念講演
   18:00~    懇親会

<総会議題>
 ①年度計画および予算について
 ②会計報告
 ③監査報告
 ④言語聴覚士科閉科後の学友会活動について
以上、問題なく総会を実施したことをご報告いたします。


■ 学友会 田村 篤人 会長
 昨年の総会で、学友会の会長の方に推薦して頂きまして、今回初めてご挨拶させて頂く事になりました。よろしくお願いします。
 残念ながら今期の募集で言語聴覚士科の方が無くなってしまうという事です。私はこういった場で学校関係者や同窓生などに会うと、「ああいう気持ちで臨床実習に行って怒られたな」とか、「ああいう風にやりたかった事があったのに今やってないな」とか思い出す機会になり、学友会はそういった気持ちを再確認し、同窓生ともう一度親交を深める為の大事な場だと思っていたので、今回の閉科の話を聞いて寂しいと思っています。
 ただ学友会自体が今後どうなるかは、また今後皆さんと色々お話しをする上で、色々な形でできていければいいなと思っていますので、皆さんにご協力頂く事はあるかと思いますがよろしくお願いします。

■ 錦織 優 学校長
 本学の言語聴覚士科は平成13年に開設され、以来15年の歴史を刻んで参りましたが、その間卒業生の皆さんは300名近くになり、山陰地方を中心に地域医療に貢献されている事に対しまして非常に敬意を評する次第です。しかし近年入学希望者が少なくなり、色々対策を講じてやって参りましたが、残念ながら来年度から募集を中止せざるを得なくなった次第です。
 今後は1、2年生ともに10数名以上いる在校生の教育をしっかり行い、学友会の方もできる限りのサポートをさせて頂くつもりです。大変ご迷惑をおかけしますけれども、諸事情御賢察頂きますようお願いいたします。最後に皆さま方のご活躍を祈念いたしまして御挨拶とさせて頂きます。

■ 野津 裕子 学科長
 懐かしい顔もたくさん見えて大変嬉しく思っております。残念ながら平成30年3月をもって言語聴覚士科の方は閉科になることになりました。卒業生の皆さんからは、「本当に残念だ」、「困った時に相談に行く場所がなくなってしまった」というような声をたくさん頂いておりまして、閉科になったのは教員の力不足もあったのではないかと思い、お詫びしたい気持ちも持っております。こうやって閉科になりますと、学校に何かを相談に来て頂くのが難しくなってくるので、学友会という場の役割としては今後閉科になったらそれ以降もっと大きくなるのではないか、という気持ちを私自身持っております。今後の活動をどんな形で継続していくか、今日を契機に皆さんと一緒に考えていけたらなと思っております。

■ 一般社団法人 山陰言語聴覚士協会 竹内 茂伸 会長
 同窓生が現在300名位いるという事ですが、その同窓生の7~8割は山陰ST協会に所属しています。来年度は200名位集めて行えるように、ST協会の方も全面的にバックアップしてやっていきたいと思っています。
 先ほど野津学科長の方から、閉科になると相談する場所がなくなると言われましたが、そういう事はまた同窓会の方とタイアップして山陰のST協会の方でも色々肩代わりして、できる事はして協力してやっていければと思っております。
 閉科になる事は寂しい話ですが、皆さんは松江の学校の出身者として恥じない仕事をして頂いて、今後も学校の事を思い出すような態度を継続して頂けたらなと思います。

■ 講演「STの臨床に役立つ義歯の利用方法」「地域包括ケアにおける医科歯科連携の役割」
 講師:あい・あだちデンタルクリニック院長 足立 融 先生
 歯科と言語聴覚士は同じ口という場所を扱いながら、なかなか連携が取れず、「近くて遠い」存在である。歯科は歯をしっかり残す為にメンテナンスを行うが、機能障害が生じると、歯を抜き義歯を外し、噛まずに食べられる安全な食形態を教えるという考えもあるようである。だが噛まずに食べられる食形態を継続して摂取していく事を本当に「食べる」と言うのだろうか。いよいよ入れ歯を外さなくてはならない状況になって、その後本当に栄養を取って元気に暮らしていけるだろうか。
 今回は歯科の観点から言語聴覚士と連携し、言語聴覚士のリハビリと並行して、機能低下を補う「装具としての義歯」の作製過程をご教示頂いた。また、オーラルフレイルや咽喉頭の解剖、咀嚼嚥下の考え方等を通じて、「歯ごたえを感じながら楽しみとしての食」を目指す事の大切さを学ぶことができた。
 さらに地域包括ケアにおいては、住み慣れた所で暮らす為に住民力をどう繋げ、それと共に専門職がどう動くかが重要である。その為に専門職としていかにグループ化して自らの連携を図り、行政とその地域のリーダーをサポートしていくかが重要だと学んだ。我々もまず言語聴覚士として自分達の業務をしっかり行い、その上でチームを組んで集団力を養い、地域包括ケア会議に望む事が必要であると感じた。